当社では、会員制オンラインサービス提供会社様向けに、会員向け予約管理システムの開発を行ないました。

お客様が既に運用されている会員制サービス提供アプリケーションに、新規にオンライン予約管理機能が欲しいというお客様のご要望を受け、件のアプリケーションの挙動及び構成について解析を行なうところから本件がスタートしました。
件のアプリケーションは管理者のみ予約管理を行なう事が出来たのですが、会員側では自由に予約を行なう事が出来なかったため不便を感じられており、web上で会員が自由に予約管理を行なえるようにする事でサービスにリアルタイム性と柔軟性を持たせる事が出来、それに伴い利便性を向上させる事が出来ると共にサービスの付加価値を向上させる事が期待されました。
本来であれば件のアプリケーション開発側で当該機能の実装が出来れば良かったのですが、様々な事情により対応が難しいという事もあり、当社でシステム開発を実施する事となりました。

当システムは、既存アプリケーションとの連携が必須事項であったため、既存アプリケーションと内部データベースのレベルで連携を行ないました。
既存アプリケーションの開発会社から仕様概要の資料を取り寄せると共にデータベースの中身を解析、実際にシステムに対して操作を実施してどのような形式でどのようなデータが記録されるかの調査を行ないました。そして、その上で今回開発するシステムがどのようにデータを記録すれば正しく予約処理が行なえるかを調べ、既存アプリケーションのデータ処理を再現するようにシステムの実装を行なっています。

webインタフェースについては、会員の対象となる10～30代の人にとって親しみやすいデザインで構成。CSSとFlashを使用した、直感的な構成となりました。
また、システム開発環境としては、開発期間の短縮と開発システムの安定性を考慮し、PHPフレームワーク「symfony」を採用しました。これによりシステム開発期間を短縮すると共にシステムのメンテナンス性を向上させる事が出来ました。

当システムは既存アプリケーションの機能拡張の一環として開発されたものであり、その運用管理は既存アプリケーションを踏襲したものでなければなりませんでした。
システム開発後の運用に係る事柄の検討において重要視したものは、いかに本システムの導入をスムーズに行なえるかと、いかに本システムの導入に際してシステム運用者の負担を軽減させるかでした。
本システムの導入をスムーズに行なうために、インタフェースを既存システムに近づける事を基本として極力シンプルな管理ページを構成する事と、運用マニュアルを整備して運用者に対して研修を行ない運用支援を行なう事で対応しました。そしてシステム運用者の負担を軽減させる事については、システムの挙動を極力単純化させる事で複雑な挙動を減らすと共に、システムを可視化出来るよう管理ページを整備する事で対応しました。



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